ハイレゾを紐解く
どうも つぎです
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、題名にもある通りハイレゾについて一緒に考えていきたいと思います。
ハイレゾというとどういった印象をお持ちですか?
私はというと
①臨場感が増す
②音圧に余裕があり聴きやすい
③音源が高価
という具合です。
②のことはいまいちパッとしない方が多いんじゃないでしょうか?
そもそも音圧って何?ってことだと思いますが、音圧とは音の大きさを表すものだと思ってください。
音の大きい救急車や車のクラクションなんかを聴くとうるさい!って感じますよね。
そりゃ当たり前ですよね。
そんなうるさい=音が大きいって聴いた時に不愉快な思いをあなたはCD音源で実はしていたのですよ!
「実は」という言い方をしたのも、一概にうるさいって当てはまらないからなんですけどね。
というのも、海外のヒップホップやR&Bなどでやけに重低音を強調したり、やけに音が前に迫ってくるように近いような音源ってありませんか?
日本だと特にロックやアニソンがそうです。
それって曲をCDに収める前に加工しているからなんですよね。(加工しないと音にメリハリが出ないから)
その加工の段階でキーワードの音圧をかけることにより、重低音が強調されたり前に迫ってくるような音が加工できるのですが、それって実は音量を上げると音が割れちゃったり、曲全体のバランスが崩れてBGMないしヴォーカルの声が埋もれたりしちゃうんですよ・・・?
音圧かけて大きな音にしちゃえばいい音!だなんて単純な考えが先走ってしまったせいでこんなことになっているんですけどね。
さて、よくこんな波形を見ませんか?
これは、あるソフトを使用して波形を見える化したものです。
これじゃ何が何だかわからないので、音の波形の見方を解説しますね。
見方ですが、音の上下の幅が広ければ広いほど大きい音が出ているということを念頭に置き、次をご覧ください。
あたり一面真っ青ですね。
これはかなりひどい例ですが、とあるアニソンの波形です。
世間ではこれを海苔波形と呼びます。
これでは音圧が高すぎて全ての音が潰れてしまっています。ちなみに、先ほどの解説に当てはめると音が大きすぎるということになります。
まさに「音が鳴っている」に過ぎませんね。
以上のように、音圧が高いと音が潰れてただうるさい音源になってしまいかねません。
それがもうかれこれ何十年も前から言われていますが、なかなか全ての音源を改善するとなると難しい課題です。
そこで話を戻してハイレゾに辿り着くわけです。
ハイレゾはいわばBlue-ray
CDは、DVD
として考えれば簡単でしょうか?
要は、容量が増えたわけです。
なので、Blue-rayが登場した時あの圧倒的画質に驚きましたよね。
それと一緒で、ハイレゾも容量がCDよりも余裕があるため音圧を無駄にかけずに余裕を持って加工ができる。
音量が稼げないなら、音量を加工するよりもユーザー側の機器で音量を稼いでもらう
そんな感じで、バリバリ加工したイケイケな感じの時代はハイレゾの登場で少しは緩和されています。
ここまでいいことばかり書いてきましたが、ハイレゾには弱点もあります。
それが③のように音源が高価であること
あとは、専用の機器が必要(ハイレゾの規格に則って考えると)
その他にもダウンロード専用などなど
色々と面倒なこともあります。
そんなハイレゾですが、皆さんはどうお考えでしょうか?