ポタフェス in 札幌 2019!
どうも つぎです
題名通りこれから何を書くかモロバレですが、当日の様子と周ったブースの感想をお話ししていきたいと思います!
さて、ポタフェスの会場はいつも「TKPガーデンシティ」という施設を使用しますが今回も同様の施設を使用していました。場所は大通りのオタビルと言えば地元民はご存じだと思いますが、そのオタビルに立ち並ぶジュンク堂書店があるビルでの開催でした。(オタビル:メロンブックス、とらのあな、らしんばんなどのオタク系コンテンツが集中しているビルがある)
ちなみに、私の装備はiPad(spotifyを音源)にホンジュラスマホガニーのインシュレーターでした!ブログではまだ紹介してませんがホンジュラスマホガニーは最近導入した据え置き用のインシュレーターですが、iPadなど筐体が貧弱なものに対しては特に効きます。はたからみたら絶対変な人ですが、変わるから仕方ない()
このビルの5階まで上ります。
到着!
開始時間は11時からでしたが、ぴったりに着きました。
中に入ると参加しているメーカーさんが以前より少ない気がしましたが、会場に所狭しと並んだポータブル機器の多さに圧倒されます。
さて、どこへ行こうか迷ったらまずはDENONブース。
現行のフラグシップヘッドであるAH-D9200と写真のポータブルヘッドホンAH-GC25Wを試聴しました。
今回の試聴環境でのAH-D9200はさすが据え置きを想定しているだけあって落ち着いた上品な音。また、音の雰囲気は現代らしく輪郭をはっきりとさせるような所謂Hi-Fiな音の傾向。リケーブルで、アンプで、プレイヤーでいくらでも変化するポテンシャルを秘めた懐の深い音でした。
次にAH-GC25Wを試聴しましたが、これがストレスレスな印象!D9200のように落ち着いて上品な音なのは共通です。情報量はさすがに落ちますが、ポータブルとしては十分で使いやすいと思いました!DENONは家電量販店によく置いてありますし、手にとって試しやすいのでサラリーマンの方に売れそう。
次は、finalブース!
finalのイヤホン、ヘッドホンはポータブルでは非常に人気のあるメーカーですが、何より上質なデザインと気品のある佇まいは相変わらずでした。低価格帯のモデルも上位モデルのように質感が高いので、どのモデルを所有しても所有欲があるのがいいですね!
試聴したのは、Makeシリーズ。
1から3まで3種類の音があるのですが、私が気に入ったのは2でした。
このイヤホンは自分好みのイヤホンにチューニングできるのが特徴ですが、デフォルトのモノも試聴機として用意していました。
デフォルトでのポテンシャルは聴いた限り確かに弄りやすいニュートラルな音。個性をなるべく消した音。これをチューニングしてユーザーの好みの音にするなら納得です。ですが、淡々と鳴らし過ぎる印象でチューニングしてもここだけは変わらないかなとも思いました。
続いては、ポタフェスのようなイベントでは珍しいトライオード!
プレイヤーにカクテルオーディオとは完全に据え置きも射程圏内に考えてのラインナップだなと思いました(笑)
さて、試聴したヘッドホンはCZ-1!
頭外定位を謳っていて、スピーカーのように自然な聴こえ方を追求したヘッドホンでした。確かに聴くとステレオイメージがわかりやすくて、音の圧迫感がまるでない。奥行を感じる空間の広さは決して音を薄っぺらくするものではなく、イヤーパッドの中にちゃんと音が満たされるのでおもしろいヘッドホンでした。
本来はプリメインアンプですが真空管ヘッドホンアンプとして登場していたトライオードの主力製品たちより2枚目のDiDiT Hi-End DAC212SEで聴くCZ-1がとてもらしかったです。ただ、少し時代に乗り遅れた感は否めなかったです。他社メーカーはヘッドホンやスピーカーに近い音造りをした上でキャラクターを出したりしているので、本当にスピーカーから音出してるような感覚に陥りますがCZ-1は1世代、2世代は遅いような印象です。ただ、装着感はとても考えられていて眼鏡をかけていても圧迫感を感じないのはいいなと思いました。
続いては大本命のJVCブース。
もちろんこれですよね!HA-FW10000!!
聴いてみたらやっぱりウッドの良さは健在で音に丸みがあって暖色系。従来であれば音に丸みがあると明瞭感が薄れてしまいますが、ハウジングの楓という木材が効いてるのか明瞭感もありウェルバランス!そして、イヤーピースを新製品のスパイラルドット++という高価格帯のイヤーピースにするとさらに深みまで出てしっかりとイヤホンのポテンシャルも感じられる良いイヤーピースだなと思ったと同時にFW10000のポテンシャルを早速味わうことができて妻も絶賛していました。
今、私の据え置きは木材の響きでチューニングしていてこのウッドホンはそそられるものがあります。少し贔屓目で見てしまってるとは言えそれを抜きでもこの音は本当に素晴らしいと思います。これを機にもっと木材の可能性をオーディオで感じて頂けると私もうれしいです。
次は、Fenderのイヤホンを聴きにaiutoさんへ!
聴いてみたモデルは、2種類!
NINE 2とTEN 2!写真はNINE2です。
やっぱりFenderと言えばロックですが、めちゃくちゃ合いますね!!!こんなにぴったりなイヤホンに出会えるとは思わなかった。とにかく楽しい。嫌味がないのに荒々しい!ただ、やっぱりロックに重点をおいてるせいか他ジャンルは苦手。でも、ロックというジャンルをコンセプトにしてる以上はターゲットはロックをよく聴く方に絞ってるなと!潔くていい機種だと感じました。デザインもまた素敵でTEN 2はマットな仕上がりでさらに素敵ですよ!
最後にこんなカッコいいノベルティも頂いてうれしかった!
次は妻のCampfire Audio Andromedaのリケーブル探し!定番のBrise audioさんに伺いました。
カタログの写真の左側のケーブルを一通り試聴させていただきましたが、音の静寂感が高まってまさにハイエンドなケーブルだと思いました。静けさを基調として、イヤホンのポテンシャルを引き出すケーブルだなと感じました。何も足さない、何も引かないAcoustic Reviveのような感覚を覚えるメーカーだなと感じましたが、Andromedaの少し遊んだような楽しさは無くなってしまったので落ち着きや上品さがほしい人にはうってつけだと思います!
そして、Campfire Audioの代理店を務めるMix Waveさんにもお邪魔しました。
残念ながら写真は撮り忘れてしまいましたがALO audio Gold 16 IEM Cable MMCX - 2.5mmが恐ろしくよかったです!!
ズバリメーカーさんに聞いたらこれがいいとのことで、12万のリケーブルかぁと思いながらもAndromedaとの相性はさすがすぎる。良さを全く潰さずもっと音楽を楽しく聴かせてくれる方向性に!!写真を撮り忘れたのが痛い!!
最後は今回のポタフェスで北海道初上陸のintime(アンティーム)!!
初めて試聴だったのでブースの方にその事を伝えエントリーモデルから試聴させていただきました。
4000円を切るモデル「碧 -SORA Light-」、12000円の「煌 -KIRA-」、同じ価格帯で音の傾向の違う「轟 -GOU-」、そしてまだ製品化していない碧をフルチタンで改良したプロトタイプの4種類を試聴させていただきました。
まず、intimeのコンセプトは以下引用させていただきますが
3年前、私がintime碧を開発するきっかけになったのは当時高校生だった息子達の100均のイヤホンでした。何とかして若い世代に気軽に聞ける良い音のイヤホンを開発しなくてはという思いで、私のセラミック開発の経験を駆使して登場したのがintime碧だったのです。
引用元 intime碧の開発の原点に戻らなくては。。。 - 未分類
と社長さんのブログに書かれている通り「若い世代が気軽に聞けるイヤホン」をコンセプトにされています。
実際に試聴させていただく前に社長さんから簡単にイヤホンの説明を受けましたが、まさにその熱意が伝わるような音でした。
そして、どんどんグレードを上げてSORAをフルチタンで改良したモデルを聴いた時に衝撃が走りました。
フルチタンの筐体で得られる音とは一味も二味も違う個性がありつつ、音楽を楽しく癖も少ないイヤホンだなと!個性が出ると少し極端なイメージをイヤホンでは持ちますが、これは違う!響きの成分がとっても自宅のタンノイに似てる。まさに衝撃です。
社長さんに試聴後いろいろとお伺いしました。
まずは価格。予定では2万前後らしいです。そして、イヤホンの構造。フルチタンだと音が硬くなり高域がうるさくなるのでオリジナルツイーターを追加しているそうです。解像度と聴きやすさの両立を図ってるようで、実際にフルチタンとは思えない滑らかで聴きやすい出音。
それもそう。社長さんはなんとYAMAHAのNS-1000Mと旧いYAMAHAのアンプ(型番不明)一式で聴いてるそうじゃないですか!それはこの音になるわけだ・・・。私もTwitterのフォロワーさんのシステムや過去に聴いた経験からセンモ二はどんな音源もこなす優等生で何より聴き心地が最高だと思っていてそのエッセンスを感じます。
その後は自宅のシステムとそのシステムを心地よく聴くためのノウハウをお話しさせていただくと社長さんと意気投合してしまいまして名刺を頂きました。「東京に来られた際は一緒に食事でもしましょう」と。社交辞令だとは思いますが、それよりも同じような感性でお話しを聞けて、そして聴いて頂いてうれしかったです。多分製品化したら買います。
以上、4000文字にもなりましたがポタフェス in 札幌で周ったブースの紹介と様子をレビューさせて頂きました。
ちなみに余談ですが、当日アンケートがあってその中でもe☆イヤホンができたら何回通いますか?と解答を求められたので「週5回」と解答しました!!絶対行けませんけど、それぐらいできてほしい。数年ぶりのポタフェスでこんなに楽しいならe☆イヤホンができたらもっと楽しいはずです。
そんなことを考えながら帰路につくのでした。