オーディオインシュレーターの製作
どうも つぎです
ようやく記事にしますがオーディオ用インシュレーターについてです。
twitterでは連日のように「マホマホ」と煩い私ですが連日研磨したり所有機器に敷いては外してを繰り返しセッティングを詰めていました。
さて、こちらの画像の木材ですが「ホンジュラスマホガニー」というギターでよく使用される銘木です。
ワシントン条約で伐採禁止されているため入手困難な木材として有名です。代替品でアフリカンマホガニーがありますが、音色は異なります。
本題ですが今回オーディオインシュレーターとして本格的に手を出したのは、たまたまオフ会で希少木材を持ってきてくださったフォロワーさんがいらっしゃって自宅で試したところ激変。それに目をつけてマホガニーを選択。フォロワーさんが持ってきてくださった木材はまた別でしたが、私の中でTANNOYに合う希少木材はマホガニーでした。以前、マホガニーモデルのターンベリーを販売していたことが選択の決め手です。
そこでとある材木屋さんに問い合わせたところ、1000×110×110の角材があるとのことだったので注文!すべて5cm角でカットしてもらいました。
到着後すべての機器に敷いてみました。
とにかくなんといっていいのか今までに感じたことのないくらいの激変ぶり。
これは魔物だ・・・。そこで私は思い出しました。オーディオメーカーSPECの社長の話を。
「オーディオ機器は楽器です。」
SPECのアンプにもそのエッセンスがたっぷりと詰まっていて、機器にスプルースやカエデ材がハイブリッドでふんだんに使用されています。最近SPECのブースでよくデモされているkiso acousticsのスピーカーもギター職人が作ったという職人技なスピーカーですが同様の考え方で作られています。
こうしてホンジュラスマホガニーのインシュレーターという音楽を巧みにコントロールできるツールを手に入れてしまったわけですが、ここからが大変です。
一通り試したあとは角材の仕上げ作業です。
180番のヤスリで表面をならしたら240番のヤスリでさらに細かく仕上げていきます。これがめちゃくちゃ大変で結局専用の工具がすべてそろっている工房をお借りすることになります。
ここでは大きな電動鋸や鉋までありとあらゆる工具がそろっています。これで日中6時間使って利用料金300円なんだからすごい。最近足しげく通っています。
おかげ様で仕上げの加工も捗りTOPに載せた画像のように美しい仕上がりに。これが60個ほどありめちゃくちゃ大変でした。これも自宅のシステムのため・・・。そう言い聞かせて永遠とやりました。
自宅に帰ってまず仕上げたマホガニーに施したのは塗装とワックスです。
塗装は柿渋、ワックスはブライワックスです。
奥側が未塗装、手前が柿渋で塗装したマホガニーです。
乾燥後ワックスを塗って完成です。とても美しい仕上がり。
完成と思いきやまだ続きます・・・。