Acoustic Revive ECI-50 導通向上クリーナー レビュー
どうも つぎです
今回のネタは題名をご覧の通りですが、この度Twitterの懸賞に応募した結果見事当選しましたのでレビューさせていただきます。
さて、内容を確認していきましょう。
高さが8cmほどの小柄なスプレー缶に綿棒、2種類のノズルが付属していました。
そして、Acoustic Revive代表の石黒謙様から使用上のアドバイスが書かれた説明書きも頂きました。ご丁寧にありがとうございます。こちらも中身を確認していきましょう。
いざ使用上の注意をよく読んで施工開始!
施工場所はクリーン電源とLAN端子とスピーカー側のターミナル以外のすべての端子を対象に施工しました。施工時間は機器を動かす・セッティング込みで約2時間弱でした。
施工後はしっかりと乾燥させてから接続します。使用上の注意書きには24時間後安定するとの記載がありますが、導通も必要なので12時間後に電源を入れ確認してみました。
すると、タンノイ独特のホーンのキツさが消えて無くなりました。むしろリボンツイーターを彷彿とさせる粒立ちのよい高域が出ています。ピアノのタッチやサックスの勢いある演奏は特にピークを感じやすいのですが、しっかりと表現できていました。代わりに低域の量感がぐっと減りましたが、まだ12時間しか経過していないのでこの時点ではまだ低域の量感も高域のレンジ向上に関しては「過程」としました。しかし、この変化はオーディオにおける接点の問題がどれだけ大きいかを身を挺して理解したと言えます。ものによっては抵抗値を増やすこともあるのでこうした導通向上クリーナーも良し悪しがありますが、Acoustic Reviveの製品は機材を引き立たせてくれるものが多いのでセッティングや好みの音が決まった段階まで来ると今回のようにより一層変化と良さを感じることができるものだと思っています。
さて、実はちゃっかりAcoustic ReviveのRCAに挿すショートピンも導入しました。旧型のSIP-8という型番です。ECI-50を施工し現在コントロールアンプに挿してますが、それは別の機会にレビューします。
翌日、24時間以上経過したので改めて聴きこみます。
するとあれだけ量感が減ったと感じていた低域が以前の状態と同じ量感に戻り尚且つ明瞭になりました。高域もリボンツイーターのようだったとお伝えしましたが落ち着きを取り戻し、抜けが良くキツさがなくなりました。この高域のキツさの改善は中域のサ・タ・イの発音にも影響しており全体を通してより繋がりが良くなったと言えます。タンノイは特にホーンのキツさをどう改善するかが課題だと個人的に思っているので接点でもこれだけ改善が見込めるというのは意外でした。
今回、これをいい機会にAcoustic Reviveの特にアクセサリー製品を今後導入していこうと思います。以前はケーブルを使用していたこともありますが音の傾向の変化は好みではありませんでした。しかし、仮想アースをお借りした時から思ったのは同社のアクセサリー類はポテンシャルを活かしてくれるものばかりだということ。好みの音が鳴ってくれている今の環境にはメリットしかないと思いました。
P.S.
システムと自分の好みの音を照らし合わせた時にこれじゃない感が出ると思いますが、最近思うのは「水炊き」が「寄せ鍋」になっていないかということです。もちろんこれは例えです。
「水炊き」は、料理名同様水から鳥の骨や昆布などで薄く出汁を取って具を入れて食べる素材を活かした鍋。
「寄せ鍋」は、出汁を取り醤油や味醂などでスープに味付けをし具を入れて食べる水炊きとは一味違う鍋。
ここでポイントなのは水炊きも寄せ鍋も美味しいということです。味付けしてようが、してまいが鍋は美味い。しかし、ここで言う例えは水炊きが好きで作ってるつもりが寄せ鍋になっていないかということ。これをオーディオで言うなら「思い描いていたシステムが違う方向性で鳴ってる。これはこれでいい音。まだこれで終わったわけじゃない。まだ良くなるはずだ。」といった感じ。
これをどう捉えるかはあなた次第ですが、オーディオにハマるきっかけを振り返ってみてあなたが最初にいい音だったと思う音を目指してみるのもアリかもしれませんね。