すべてのケーブルをGothamに統一してみて・・・
どうも つぎです
6月10日に【Gotham SPK-2】というスピーカーケーブルが我が家にやってきました。
今まではオルトフォンを使用しており、晴れてインターコネクトケーブルからスピーカーケーブルまですべてGothamで統一されました。
ツイッターのフォロワーさんがおすすめしてくださったGotham GAC-2111からGothamの魅力にハマり、今では同社のGAC-4/1というケーブルを音声ケーブルで統一するまでになりました。
そこでスピーカーケーブルも統一してしまおうと今回の導入に踏み切りました。
現在までほぼ毎日のように2時間以上は通電していい具合になってきたのでレビューしていきたいと思います。
そもそもGothamというケーブルの音の特徴ってなんだろうというとことからはじまりますが、Gothamは全体的にフラットな出音です。そして、そのフラットな出音に加えて型番により味付けが施されています。私が試したケーブルは2111と4/1だけなのでこの二つだけで比較させて頂きます。
GAC-2111
フラットな出音とはいえ、どちらかと言うとその中でもピラミッドバランスで低音は結構出る。勢いのある音で繊細な音を出すのは苦手な印象。
GAC-4/1
とにかく嫌な音がせず、音楽を楽しく聴かせる印象。どのシステムにもマッチし、システムの持つ表情を引き出してくれるような印象。特に我が家では音抜けが良く元々左右上下の空間表現力が良かったのだが、さらにブラッシュアップされた印象。特に今回導入したSPK-2と非常に相性がいいと感じた。
このような比較になるのですが、現状のシステムで必要なのはGAC-4/1のような嫌な音がせず音楽を楽しく聴かせるケーブルでした。
そして、オルトフォンからSPK-2に変更後は特にその印象が強くなりました。
オルトフォンも楽しく聴かせてくれると感じていましたが、Gothamで統一することで繊細さやS/Nの良さなど全体的に不足していた要素が加わりました。音楽を楽しく聴かせてくれるだけでは癖を感じどこか煩く感じますが、すべてGothamで統一することでそれぞれの良さが際立ち、結果何を聴いても嫌な音のしないシステムになりました。なので、SPK-2がというよりもGAC-4/1との相乗効果で得られた結果だと感じています。
ここまでシステムをアップグレードしてきたわけですが、ここからは私が感じたことを少しお話してきたいと思います。
オーディオのケーブルについてです。
世の中にはびっくりするぐらいオーディオ用のケーブルがあります。
私が使用しているのは汎用性の高いものばかりで、クリーン電源に使用しているラックスマンのもの以外は1万円をどれも切ります。
でも、オーディオ用ケーブルに頼らなくても全体的なグレードアップを見込めます。
それはセッティングとそれに伴うアクセサリー類の素材見直しです。ちなみにセッティングだけでは不十分だと私は思うのでアクセサリー類も付け加えました。
今までは機器をグレードアップするたびにケーブルもそれなりの価格のグレードのものを使用したりしていました。
しかし、良くなる変化はあってもハマらない。
所謂沼の状態。こんな人、たくさんいらっしゃると思います。
そこで視点を変えてインシュレーター、コンセントの挿し方などのセッティングに着目し進めていくと恐ろしいぐらい変化がありました。しかも、どれを取ってもいい変化しかない。なんか違うなと感じても基本の良いところは崩れないというのがケーブルとの一番の違いだと思います。
そして、最近はインシュレーターの種類に着目し、より根幹の部分で音質をチューニングしているところです。(前回の記事でも登場した希少木材の話)セッティングを詰めたら素材の種類を突き詰めるとここが一番効いてきます。
そんなこんなで色々やって感じるのは効果のあるケーブルでハマったと感じてもその差はケーブルを交換しなくてもセッティングなどで埋まること。現に20万円のハイエンドケーブルであるCHORD COMPANY Sarum Tuned Arayを挿した時は音の抜けや厚みが素晴らしくこれしかないと感じましたが、セッティングなど全体的な見直しをしたうえでGAC-4/1を導入してからはその差もだいぶ埋まりました。スピーカーケーブルもGothamにして統一した現状ではSarum Tuned Arayを繋ぐ以上の出音を獲得しています。ちなみに、このことに関してはもろもろ対策、セッティングを行った状態で検証済みです。
ケーブルでのシステムの調整もそうですが、基本のセッティングは果たして決まっているのか。私は決してたいそうなことはしていません。たいそうなケーブルは使っていません。
しかし、ケーブルに頼らなくても先ほどのセッティング、それぞれの機器やアクセサリー類の素材の吟味だけでシステム全体の底上げになるんです。もしかしたらめちゃくちゃ対策したけど、実は喧嘩してる可能性だってあるんです。私はその時ダメだと思っても後日改めて同じことをします。それを何度もトライ&エラーして精度をあげていきます。そんな気が遠くなることをした先でケーブルを変えた時の感動はあなたにしかわかりません。
ただ勘違いしないでほしいのは、ここで言ってることはケーブルを否定しているわけではなくケーブルよりももっと他にやることがあるということを訴えたいわけです。その結果得られることはケーブルは決して値段じゃないということ。これも同時に訴えたいと思います。
ケーブル一本で世界観が変わるかもしれません。凄いケーブルかもしれません。果たして自身のシステムに適当でしょうか。もう一度見直してみてください。どこか不満があればそれはセッティングとそれに関わる何かが不十分な可能性が高いと思います。