Mazda CX-30 20S AWD ベースグレード インプレッション
どうも つぎです
本日は変わり種のネタを仕入れてきました
タイトルにもあるようにマツダ CX-30 ベースグレードのインプレッションです
愛車CX-5を保有していますが、今回はとある事情によりCX-30に乗っています
この記事を書いているころには乗り始めて1週間が経っているので、日常的に乗った感想をお届けできればと思います
1.外装、2.内装、3.走行性能、4.快適装備、5.まとめの5項目に分けていきます
1.外装
CX-30はマツダの新世代第2弾として発売された車でCXシリーズ最初の2桁の車ですが、新世代と銘打っているだけあってより新しいマツダの魂動デザインのコンセプトが盛り込まれています。
(外装の写真は日を改めて後日掲載します)
CX-30の外装デザイン、特に灯火類の特徴が大きいと思います
ディミングターンシグナルという呼称で心電図をイメージしたタイミングでウィンカーが点滅します。
【マツダ公式ブログ】MAZDA CX-30「ディミングターンシグナル」開発ストーリー:エクステリア点灯 - YouTube
これが個人的に素晴らしい意匠だと思っていて、ウィンカーを出した時に車内までもディミングターンシグナルと同じタイミングで点滅するというこだわり方
その他の細かいボディラインは実際に見ていただければその美しさに見惚れてしまう方は多いのではないでしょうか
余談ではありますが、マツダはフロントマスクが統一されていますので初見では分かり辛いという声が多いようですが、リアの部分を見ていただくとそれぞれ異なるデザインをしているので違いを見分けるひとつの方法として覚えておくといいかもしれません
2.内装
ベースグレードですが内装はとてもまとまっていてわかりやすい配置になっています
マツダのコクピットはドライバーが運転しやすいように全てにおいて考慮されているので無駄がなく洗練されています
オーディオも数年前から1000万円以上もするスピーカーを本社に導入し他社に頼ることなく純正オーディオでも音質を高める努力をされています。そのエンジニアの方がチューニングされているので、純正とは思えないほど音質は良くなっていました
またCX-5との比較になりますが新世代のナビの操作性は高く、液晶画面は高解像度で特に驚きました。今までのナビより遥かにグレードが上がったように感じます
もっと細かいところを言うとハンドルやボタン類のスイッチのクリック感も程よい重みがあるので高級感をしっかりと感じられます
あえて言うとすればハンドルの曲送りやナビ操作をする時のクリック操作に慣れが必要で誤作動を起こしやすい事とそれだけ機能を詰め込んでいるのでゴチャゴチャしてるのは否めないです
しかし、これだけベースグレードとして揃っているのは素晴らしいことです
他社ではオプションであろう室内灯がLEDだったり全ウィンドウがオート設定だったりハイビームを制御したりなどもマツダは当たり前のように標準装備です
ただベースグレードらしくシートは電動では無かったり細かいところを見るとグレード別に内装はしっかり棲み分けされている印象があったので購入する際は納得のいく装備をご相談されてみてはいかがでしょうか
3.走行性能
これはなんといっても『程よいハンドルの重みと安定感』ではないでしょうか
現在の車は電子制御で昔の車のようにステアリングが路面から直に伝わって曲がろうとするものなら力任せみたいなことは無いと思います
マツダの車は現代の電子制御に加え路面の状況がしっかりと伝わるようなハンドリングになっています
他社の車は極端に軽すぎるハンドリングであったり逆に凹凸の車道でハンドリングに安定感が無かったりします
しかし、マツダの車はハンドルを握ることで路面の情報が運転していると伝わってくるので危険を察知しやすい傾向にあり、凹凸の酷い道ではサスペンションや駆動などを制御したハンドリングで安定感もある不思議な運転を体感することができます
以前乗っていたフォレスターAWDもハンドルから伝わる情報量が多かったのですが、マツダはそこに現代の優れた電子制御が効いてさらに安心感と安定感が増しました。危ないと思っていても車がついてこずスリップが多かったり車の制御が難しい場面がフォレスターにはありましたが、CX-5やCX-30ではしっかりと車体が安定します
これは現在冬になった北海道で特に感じることができます
その安定感を助長しているのが適度なハンドルの重みがCX-5にはないCX-30の素晴らしい特徴だと思いました
CX-5もハンドルのずっしり感は感じますが、CX-30ほどではありません
内装でも触れたスイッチ類のクリック感と同様にハンドルを持った時の重みはより高級感を演出します
ただタイヤハウスに余裕が無いため北海道ほどの深雪になると雪を捌ききれず埋まった時は特に抜け出すのが難しい印象を受けました
車高も普通乗用車並なので北海道の冬で走るには少し頼りないと感じます
そこを裏付ける20Sグレードのエンジンは吹上がりが良すぎて車体はかなり暴れ馬な気がします。踏み方に対してかなりクイックな加速をするので踏んだ時とラグは少ないですが、ディーゼルのCX-5と比べるならもう少しスムーズな加速になるとより良いと思いました
踏んだ時とラグが少ないということは夏は特に人馬一体の感覚で思うように運転できる良い面もあります
4.快適装備
内装でも少し触れているのでそれ以外についてお伝えします
まずはワイパーです
CX-30はデザインの都合でワイパーが奥まった場所に隠れているようなデザインになっています。ウォッシャー液を出した時ワイパーに適度のウォッシャー液が乗っかるような形でかかり窓を拭いてくれるので無駄がありません
2つ目は灯火類です
通常オートライト機能は現代の車ならついてると思いますが、CX-30は自身で無灯火を撲滅するかの如く常にオートライトの設定になっています
なお、オフのスイッチでライトをオフにしてもオートライト設定に自動的に戻るようになっているためうっかりライトの設定を触ってしまっても大丈夫です
また、上記の設定後にライトが消えたとしても車両が動けばまたライトが付くのでCX-30は無灯火が撲滅されます
その他の快適装備はマツダでは標準装備のヘッドアップディスプレイなどなど他社ではオプション設定のものがベースグレードで既に付いているという恐ろしい価格破壊が起こっているので良いグレードを買ったらさらに間違いないと思います
現に私の愛車の2017年にフルモデルチェンジしたCX-5 KF型の最上級モデルであるL Packageは、現行マツダのグレードと比較してもまだまだ現役で快適装備満載です
5.まとめ
新世代のマツダの車は今年発売されたばかりのラージSUVであるCX-60やMazda3、CX-30、そして来年北米ではCX-90(日本ではCX-80の予定)が発売されるほど新世代のマツダの勢いは衰えることを知りません
今回、CX-30に1週間びっちり買い物や通勤に使用していますがここまでとは思いませんでした
個人的にCX-60のデザインでCX-80のワイドボディが1番カッコイイと思っているので、CX-30でこの乗り味なら剛性も高くなったCX-80はさらに素晴らしい車に仕上がっていると胸を膨らませています
そして、それを予感させてくれたこのCX-30という車
この車も本当に素晴らしい仕上がりだと思いました